columnカプセルトイコラム
現在の第4次ブームまで。ガチャガチャの歴史を振り替える
ガチャガチャブームは衰えませんが、2020年以降が第4次ブームと言われているのは周知です。
第4次ということは以前までに3回ブームが来ていて、その都度社会現象になっているということでもあります。
ガチャガチャの歴史を紐解いていきます。
「第1次ブーム」80年代。
ガチャガチャは現在では日本ならではのものと思われがちですが、実はアメリカの自販機がルーツとも言われています。
60年代〜70年代、多くの雑誌などでも取り上げられるようになったことで注目度が上がりました。
日本で大ブームを起こした当時のキン消しをガチャガチャにしたことで子供たちの注目度がアップしブーム化されたと言われています。
「第2次ブーム」90年代。
第2ブームは第1次ブームよりも日本の精巧な技術とカラフルさが話題となり、当時はSNSやいまのサブスクなどの楽しみはない時代。
ガチャガチャは当時の遊びの中でもかなり最先端で、ランダムでおもちゃや好きなものが出てくることへの興味関心もかなり高かったと言えます。
また、当時はディズニーなどもでき始め日本でも娯楽の種類が増え始めました。
「第3次ブーム」2012〜2013年
記憶に新しい「コップのフチコさん」などがブームのきっかけになりました。同時にSNSが発達し、日常のツールとなったことで広がりも早く多くのOLさんをはじめ、女性人気を確立しました。
ガチャガチャの女性人気を確立したのは第3次ブームとされていますが、かわいさやミニチュアの「ついつい集めたい」気持ちをくすぐる大人の遊びとなったのもこの頃とさえれています。
2020年から始まった現在まで続く「第4次ブーム」
長い疫病での行動制限を強いられていた3年間。人との接触が少なく、少額で楽しめるガチャガチャはブームに。
また、SNSでのシェアが急速に広がり、レトロブームやさまざまなメーカーが参入したことでガチャガチャの種類も増えたことから今でも熱量が冷めません。
セーラームーン、たべっこどうぶつなどは発売後すぐに完売するなど盛り上がりを見せています。
インバウンドも注目、ブームはこれからしばらく続く
インバウンドが戻りつつある2023年ですが、観光客たちのガチャガチャ熱もかなり長く続くことが予想されます。
空港・駅など、観光客たちの行く場所や硬貨を使う場所としても人気を博していて、今後もインバウンド効果でさらに盛り上がるでしょう。