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  • ガチャガチャがキャッシュレスで楽しめる?ガチャガチャ界のキャッシュレス事情を解説

    今やガチャガチャは空前の大ブーム!モールや駅構内など様々な施設でずらっと並んだガチャガチャ台やガチャガチャ専門店を目にするのも日常となっており、多くの人が手軽に楽しめるプチレジャーとしてガチャガチャを楽しんでいます。

    子供から大人まで多くのファンを持つガチャガチャですが、利用できるのは100円玉硬貨・500円玉などの硬貨だけと思っている人も多いことでしょう。
    しかし、最近ではコインを使わずにキャッシュレスでガチャガチャを楽しめるキャッシュレスマシンも次々に登場しているんです。

    そこで今回は、ガチャガチャ界にもキャッシュレス化の波が!キャッシュレスガチャガチャについて、そのメリットやなかなか浸透しない理由について解説します。

     

    時代はキャッシュレスだけど…?

    ショッピングやレストラン、コンビニや自販機など支払いは全てキャッシュレス決済で済ませるという人も多く、様々なシーンでキャッシュレス決済が普及しています。

    そんなデジタル化の波はガチャガチャ界にも!
    コインをガチャガチャ台に投入してハンドルを回すというアナログな時代から、キャッシュレス決済でピッと手早く支払ってハンドルを回すデジタルな時代へと少しずつ変わりつつあるようです。

     

    続々増えているキャッシュレス決済ガチャ

    普段のお買い物は現金ではなく、クレジットカードや手軽に使える電子マネー、スマホのQRコード決済といったキャッシュレス決済で済ませているという人も増えています。
    中でも利用者が増えているのが、「お財布をいちいち出さなくても良い」「精算がスピーディかつスマート」「使用金額・使用店などの管理が簡単」「感染症対策」などメリットの多い電子マネーやQRコードなどのキャッシュレス決済です。

    それらのキャッシュレス決済の数々のメリットに着目し、ガチャガチャでもキャッシュレス決済で楽しめるガチャガチャ台が各メーカーから次々に登場しています。
    バンダイの『スマートガシャポン』と『ガシャポンステーションW(キャッシュレス決済と現金の双方に対応)』・ソニックジャム『ピピットガチャ』・イオンファンタジー『かぷえぼ』などは、従来のようにコインを入れるのではなく自販機に貼付されている二次元コードの読み取りやICカードを使ってガチャガチャを楽しめるようになっています。

    ガチャガチャ台のキャッシュレス化について、ガチャラー側のメリットとして

     

    などが挙げられ、コイン対応のガチャガチャではなくキャッシュレス対応のガチャガチャを選ぶという人も増えています。

    ●手持ちの現金がなくても楽しめる
    ●両替の手間が不要
    ●コインを触らないため衛生的
    ●いくら使ったか管理がしやすい
    ●海外の人も楽しめる(ALIPAYなど海外のQRコードにも対応している機種がある)

     

    浸透しない理由は?

    ガチャラー側からみるとメリットの多いキャッシュレス決済のガチャガチャですが、実際にガチャガチャ専門店などで実際には見たことがない、あるいは、見たけれど数が少ないので利用していないという人も少なくありません。

    キャッシュレス決済ガチャガチャ台がなかなか現場で浸透していない理由を調べてみると、ガチャラーを設置するお店側の事情が大きく関係しているようです。

     

    無人で運営できるメリットなのに電子マネーはトラブルも多い

    キャッシュレス決済ガチャガチャがあまり浸透しない1つ目の理由として、電子マネーのトラブルが挙げられます。
    無人で運営できるのがお店側のメリットですが、「うまく読み込めない」「使い方がわからない」「ちゃんと決済したのにガチャガチャをひけない」などキャッシュレス決済ガチャガチャ台に関連するトラブルは実は少なくありません。

    コインであればそれほど問題ではありませんが、電子マネーの場合は返金等の手続き等も煩雑になるためトラブル時のお店側の負担が逆に大きくなってしまうのもネックといえるでしょう。

     

    コストがかかる

    キャッシュレス決済ガチャガチャがあまり浸透しない2つ目の理由として、コストがかかることが挙げられます。
    一般的なガチャガチャ台の設置と比べるとキャッシュレス決済対応のガチャガチャ台は割高となるだけでなく、電子決済をする際のロイヤリティーや電気代もかかるなど、従来のコイン対応ガチャガチャ台と比べてイニシャルコストとランニングコストが高くなる傾向があります。かといって、その分を料金に上乗せすることも困難…。

    ガチャガチャは薄利多売のビジネスのため、できるだけ販売に掛かる経費はおさえたいところ。コスト面がネックとなってなかなか広がらないという背景があるようです。

     

    現金と差別化が大変

    キャッシュレス決済ガチャガチャがあまり浸透しない3つ目の理由として、コイン対応のガチャガチャとの差別化が大変なことが挙げられます。
    キャッシュレス決済ガチャガチャ台には「両替要らず」「感染症対策」など数々のメリットがありますが、それはコイン対応のガチャガチャ台と同じように選択肢が多くてほしいものがある場合に意味のあるメリットです。

    キャッシュレス決済ガチャガチャ台は便利ではあるもののゲットしたいガチャガチャがない場合、不便はあってもコイン対応のガチャガチャ台を利用してしまうという人も多いことでしょう。
    とはいえ、キャッシュレス決済ガチャガチャ台はコストがかかるため、コイン対応ガチャガチャほどお店に数多くいられないというのが現実。このようにコイン対応ガチャガチャとの差別化が大変な面がある点は否めません。

    しかし、「キャッシュレス決済ガチャガチャ台のみの限定発売」「高額ガチャガチャ」などレア感やキャッシュレス決済ガチャガチャ台ならではの”高額でも支払いやすい”という利点や強みを活かした販売戦略で成功しているお店も徐々に増えています。

     

    売上の入金サイクルのズレ

    キャッシュレス決済ガチャガチャがあまり浸透しない4つ目の理由として、売上の入金サイクルのズレが挙げられます。
    コイン対応のガチャガチャ台は売上=現金収入です。しかし、キャッシュレス決済ガチャガチャ台の場合、ガチャガチャ台の売上金額は後日一括で入金となるため、タイムラグが生じてしまいます。

    入金の遅れが経営に悪影響を及ぼすこともある規模が小さな店舗の場合、すぐに手元に現金が得られない点もキャッシュレス決済ガチャガチャ台を多く導入しづらい理由となっているようです。

     

    まとめ

    ガチャガチャ界のデジタル化、キャッシュレス決済ガチャガチャについて解説しました。
    ガチャラーにとってはメリットの多いキャッシュレス決済ガチャガチャ台ですが、お店側の事情などもあってその導入・浸透スピードは今のところ緩やかです。
    しかし、利便性が高いだけでなく、海外から日本のガチャガチャを楽しみにしてやってくる海外旅行客も増えた今、QRコード決済で国や通貨の垣根を越えて楽しめるキャッシュレス決済ガチャガチャ台は今後も増えていくことでしょう。
    今後、もしガチャガチャ専門店等でキャッシュレス決済ガチャガチャ台を見つけたらぜひ一度お試しを!

     

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